グランドキャニオンの天気:気候と気温 – 観光や旅行のベストシーズンは?

グランドキャニオン

グランドキャニオンに行こう!と決めたものの、せっかく行くのならいつ行くのがベストなのか知りたいですよね。グランドキャニオン国立公園の天気、気候と気温を考慮に入れて計画を立てましょう。

グランドキャニオン観光のベストシーズン

グランドキャニオン観光のベストシーズンはずばり春と秋!ですが、グランドキャニオンは季節ごとの美しさがあるので、何を目的に行くのかによって時期を決めると良いでしょう。例えば冬は寒いですが、雪化粧のキャニオンも格別なんです。

また、観光でポピュラーなサウスリムは海抜 2100 メートルにあるので、フェニックスよりも気温は低め。キャニオンを降りて行くのなら谷底の気温はまた違ってきます。

それでは季節ごとの特徴を見てみましょう。

グランドキャニオンの春と秋

4月~5月と9月~10月がリムでの春と秋になります。キャニオンの春と秋は3月~4月と10月~11月上旬です。

この時期の天候はコロコロ変わるのでいろいろな服装の準備をしましょう。5月と10月は乾燥しますが、雪が降ったりもします。4月下旬と5月は風も強いので上着が必要。

春と秋は観光客にとても人気なので公園は込み合います。この時期に行くなら早めに計画を立てることをお勧めします。

ハイキングやキャンプのパーミットも取りにくいそうですが、ハイキングをするのには5月と9月はかなり暑いです。多分他の州や海外から来る方が「良い時期」と考えるシーズンなのでポピュラーなのでしょう。特に谷底までのハイキングを考える場合、5月~9月は避けることをお勧めします。

春と秋のリムの平均気温は 0°C ~ 17°C。キャニオンの中は 13°C ~ 28°C。

グランドキャニオンの夏

6月~8月までがリムでの夏になります。キャニオンの夏は5月~9月です。

とても良いお天気が続く夏。太陽が輝き、リムからの景色は美しのですが谷底では気温が50℃近くにも上がる猛暑。標高が高く湿度が低いので、日中と夜の温度差が激しくなります。必ず上着を持って行きましょう。

そしてこの時期の谷底へのハイキングはお勧めしません。この猛暑の中、日陰も少ないトレイルで毎年何人もの方が亡くなっています。特に体力に自信のある20代男性のレスキューが多いそうです。3ヶ月前にボストンマラソンを3時間で完走した24歳の女性もここで亡くなっています。

もし行くのなら、それなりの準備をして朝の暗いうちに出ましょう。

夏のリムの平均気温は 9°C ~ 28°C。キャニオンの中は 23°C ~ 40°C。

雷雨の危険

夏はモンスーンの影響で雷雨に見舞われることがあります。雷が聞こえたらリムから離れましょう。落雷の恐れがあるので、木の下に避難するのは危険。車やシャトルの中、または建物の中へ避難しましょう。

激しい雷雨の後は落石や洪水に注意。グランドキャニオン以外でも、ハイキング中は鉄砲水に気を付けましょう。

グランドキャニオンの冬

11月~3月までがリムでの冬になります。キャニオンの冬は12月~2月です。

サウスリムは一年中無休ですが、ノースリムは冬の最初の大雪の日から閉鎖されます。吹雪などで景色が見えないこともありますが、その後の雪に覆われたグランドキャニオンは息をのむ絶景となります。

天候のせいで景観が悪くてもグランドキャニオン国立公園の入場料の返金はありません。また、個人旅行で行く場合はタイヤのチェーンが必要になることもあります。

ちなみに2月に行った時の谷底の気候はフェニックスと似ているので心地よかったです。それどころがハイキングをしていると暑いくらいでした。

冬のリムの平均気温は -7°C ~ 7°C。キャニオンの中は 2°C ~ 13°C。

グランドキャニオンでハイキングのベストシーズン

個人的に冬の終わりから春の初め秋がお勧めです。

夏のハイキング

谷底はフェニックスと気候が似ているので、夏はかなり気温が高くなります。

基本的にフェニックス周辺でのハイキングは「ハロウィンが終わってから」が地元人の原則。春は5月になるともう暑いです。それ以外の季節でも早朝(外が暗いうち)なら可能ですが、夏の炎天下のハイキングは危険。

グランドキャニオンのトレイルは下に行くにつれて気温が上がります。真夏だと午前8時から夕方の5時くらいまでは日差しも強いので、ハイキングは無理だと考えた方が良いです。

冬のハイキング

冬はトレイルの上の方は雪や氷で危険なのでスパイクを付けてハイキングしましょう。トレイルヘッドは寒くても谷底に行くに連れて温かくなります。吹雪の場合はトレイルが閉鎖されることもあります。

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