チャペル・オブ・ホーリー・クロス（Chapel of the Holly Cross）

セドナのランドマークのひとつ、チャペル・オブ・ホーリークロス（Chapel of Holly Cross）はレッドロックの上に建てられた教会。お祈りをしたい人はもちろんのこと、そうでない人も教会の大きな窓から見えるセドナの美しい風景を楽しむことができます。

チャペル・オブ・ホーリー・クロスの歴史

1932年、フランク・ロイド・ライトの弟子だったマーガレット・スタウドはエンパイア・ステートビルディングに影響を受け、教会を建てたいと考え始めました。そして彼女はハンガリーに建設を試みるも、第二次世界大戦の勃発により中止となってしまいます。

それならと、彼女は自分の出身地であるアリゾナに教会を建設することにしたのです。マリア様が赤子のイエスを抱きかかえたのを二人の尼僧が見下ろしているように見える「ザ・ナンズ」のフォーメーションのすぐそばに建てられたこのチャペル。建設には18ヶ月の月日と30万ドルの費用がかかり、1956年に無事完成しました。

建物について

建物で一番注目したいのが教会の支柱ともなっている大きなクロス。まるで岩と岩の間に十字架が押し込まれ、その周りにチャペルが建てられたかのように見えます。そしてこのクロスはどの角度から見てもすごいんです。

正面から見ると岩がクロスのために分かれて建物を支えているように見えます。横から見ると自然と差し込まれたように見えるし、上からは飛び込み台、または天へ跳んでいくための滑走路のようにも見えます。

中に入るとこのクロスが床から天井までの大きな窓枠となっていて、ベンチに座ると自然とクロスとその窓越しに見える景色に目が行き、圧倒されます。

セドナのチャペルで結婚式

このチャペル・オブ・ホーリー・クロスで結婚式をあげることもできます。特にカトリックの方はセドナのチャペルでウエディングなんて素敵ですね。結婚式は夕方の5時以降のみ。火曜日から金曜日まで。そして冷暖房が完備されていないのでウエディングは10月中旬～11月と3月～5月のみだそうです。

ギフトショップ

ギフトショップはチャペルの下の階にあり、St. John Vianney カトリック教会によって運営されています。営業時間は毎日朝の10時から夕方の5時まで。ローカル・アーティストの作品もたくさんあるので興味のある方はチェックしてみましょう。グッドフライデー、イースター、サンクスギビングとクリスマスは休業。