サウスリムの断崖沿いにたたずむブライトエンジェル・ロッジ(Bright Angel Lodge)は、1935年に建築家メアリー・コルターによって設計された、グランドキャニオンでも特に歴史ある宿泊施設のひとつです。
ちなみに、彼女が手がけた建物は、グランドキャニオンの地層に見られる石や木材など、地元の自然素材がふんだんに使われており、そのユニークな建築美は今も多くの人を魅了しています。ロッジ内にあるヒストリールームでは、100年以上にわたるこの場所の歴史や、国立公園とともに歩んできた物語を知ることができます。
サウスリムには6つの宿泊施設がありますが、ブライトエンジェル・ロッジは最も人気。料金も比較的リーズナブルで、立地も抜群。ただし渓谷ビューのお部屋は数が限られており、予約時に確約はできないとのこと。とはいえ、ロッジを出ればすぐそこが絶景のリムトレイル。アクセスの良さは申し分ありません。
サウスリム入り口からビレッジへ
まず、グランドキャニオン国立公園のサウスリム入口ゲートから、宿泊先のあるビレッジへ向かいました。
事前に入園パスを購入していたので、プリペイド専用レーンに進もうとしたのですが、残念ながら閉鎖されていました。
ピークシーズンは混雑することが多いと聞いていましたが、2月のこの日はスムーズで、ほとんど待ち時間もなく通過できました。

そして、ゲートではパスの提示を求められます。ここで園内のマップももらっておくと安心です。

標高は6,772フィート(約2,052メートル)。ゲートを抜けたらそのまま舗装された道路をまっすぐ進んでいきます。運転はしやすい道ですが、公園内では野生動物が突然現れることもあるので、スピードは控えめに、安全運転を心がけましょう。実際、私たちも2回ほど鹿が道路を横切るのを目にしました。

そして、そのまま案内標識に従って、ホテルのあるビレッジ方面へ向かいます。
「Bright Angel Lodge(ブライト・エンジェル・ロッジ)」のサインが見えてきたら、右手にホテルの建物が現れます。

まず、ホテルの目の前には駐車場があるので、そこに車を停めてチェックイン。フロントデスクは建物の中にあります。
ブライトエンジェル・ロッジへ
私たちがブライトエンジェル・ロッジを選んだ一番の理由は、ブライトエンジェル・トレイルヘッドがすぐ隣にあるという立地の良さ。そしてトレイルヘッド近くの駐車場に車をとめられるので、荷物の移動も最小限で済み、とても便利です。
私たちはこのあとファントム・ランチに2泊し、戻ってから再びこのロッジにもう1泊しました。ハイキングを終えてすぐ車に戻れるのは、本当にありがたかったです。
また、私たちのようにハイキング後にもう一度ブライトエンジェル・ロッジに泊まる場合は、最初のチェックイン時にその旨を伝えておくと安心です。というのも、戻ってきた日のチェックインを早めに対応してくれることがあるから。登りきって疲れた体で長時間待つことなく部屋に入れるのは大きなメリット。
登山後はとにかく体力も気力も限界なので、こうしたちょっとした配慮が本当に助かります。
ブライトエンジェル・ロッジのお部屋の様子
チェックインが済んだら、いよいよお部屋へ。

私たちが宿泊したのは Powell Lodge という建物。ブライトエンジェル・ロッジ内にはいくつかのロッジがありますが、私たちは初日も最終日もこの建物でした。
まず、お部屋は歴史を感じさせる古さはありますが、清潔に保たれていて快適。そしてシャワーとトイレ付きの部屋を選んでよかった と感じました。

ちなみに、カーテンは二重になっていて、厚手のほうを閉めれば朝でもかなり暗くなります。そのため、朝が苦手な人にも安心。

そしてナイトスタンドにはUSBケーブル用のアウトレットもあるのでスマホの充電にも便利。

もちろんエアコンと暖房も完備。


そしてドアを入って右側に洗面台、奥にトイレとバス/シャワーがあります。
備品は以下のとおり:
- ハンドソープ
- ボディローション
- ボディソープ
- シャンプー & コンディショナー
- タオル一式
WiFi:ありますが、部屋によってつながり具合に差がありました。そのため、強い電波を求めるなら、ロビーや共用エリアの利用も検討を。
テレビはなしですが、代わりに自然の音と星空が楽しめます。
ブライトエンジェル・ロッジのレストランとバー *これは2020年当時の様子
ブライトエンジェル・ロッジの敷地内には、レストラン「Harvey House Cafe(旧Fred Harvey Burger)」とバーがあります。
※2020年7月時点では一時的に休業していたようですが、現在は営業再開しています
到着日のディナーは大混雑!
到着した日の夜、ロッジ内のレストランで軽く夕食を済ませたかったのですが、訪れてみるとなんと1時間半待ちとのこと。仕方なくページャーを受け取り、隣にあるバーへ移動することにしました。
ところが、そのバーもレストラン待ちの人たちで満席。タイミング良く2席空いたのですぐに滑り込み、ページャーはレストランに返却しました。

バーでの軽食:テイタートッツ・ナチョス⁉︎
バーではフルメニューではなく、バーフード限定。そのため、あまり選択肢はありませんでしたが、バーテンダーおすすめの「テイタートッツのナチョス風」を注文してみました。
いわゆるナチョスのトルティーヤチップスの代わりに、サクサクのテイタートッツ(揚げたポテト団子のようなもの)が使われていて、BBQポーク、サルサ、ビーンズ、チーズ、ハラペーニョなどがたっぷりトッピングされています。
味はまあまあですが、ボリュームは満点!2人でシェアしてちょうど良かったです。

翌朝の朝食はカフェで
翌朝はレストラン(Harvey House Cafe)で朝食をとりましたが、前日の混雑が嘘のように空いていました。
ちなみに、メニューはごく普通のアメリカン・ブレックファスト。私はホットケーキにスクランブルエッグ、ハムをチョイス。味も価格も無難で、ボリュームもあって満足でした。
宿泊のメリット
- 立地抜群:トレイル入口がすぐそば。日の出・日の入りスポットにも歩いて行ける。
- コスパ良し:公園内宿泊の中では比較的安価。
- 歴史を感じる雰囲気:1935年に建設された趣のある建物。
ただし、部屋の快適さを重視する方にはやや物足りないかもしれません。高級感を求めるなら「エル・トバ・ホテル(El Tovar Hotel)」もおすすめです。
予約の注意点
公園内宿泊はどこも競争率が高く、6か月前には満室になることも多いです。特に夏休みや連休は早めの予約が必須。
👉 予約は公式サイトから
ブライトエンジェル・ロッジ宿泊記のまとめ
ブライトエンジェル・ロッジは、グランドキャニオンをたっぷり楽しみたい人にとって最適な拠点。豪華さはないものの、便利な立地とリーズナブルな価格、そして歴史ある雰囲気が魅力です。
これから訪れる方は、ぜひ早めに予約して自然と歴史に包まれる滞在を楽しんでください。
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