グランドキャニオンのオアシスと言われるハバスパイ。グランドキャニオンのリムから13キロ下った所にあるこの小さな村には青緑の美しい滝があります。そしてそれを一目見ようと、世界中からたくさんの人々が訪れます。
ヒルトップの駐車場
ヒルトップの駐車場は空いている所にとめる感じです。ただ、山側は(できれば)避けた方がいいです。というのも、土砂崩れが結構頻繁に起こるからです。土砂が落ちてきてウインドシールドが壊れている車を見たと友達が言っていました。
反対の崖側は危ないという話は聞いたことはありませんが、できれば真ん中にとめるのが良いと個人的には思います。
右側にいるのはミュール達。荷物を運んでもらい方はこちらでお願いします。行きが下りなので帰りの上りにミュールを利用する人が多いみたいですね。
ここには簡易トイレもあります。トレイルヘッドからはスパイ村に着くまでトイレはないのでここで行っておきましょう。
車のダッシュボードの上に予約番号を書いた紙を置くのを忘れずに。そして車の車種と色、ライセンス番号はスパイ村に着いたときに受付で聞かれるので、メモするか写真を撮っておきましょう。
スパイ村へ出発!
小雨がちらついていたので行くべきが悩みました。このサイトでも何度も書いているのですが、アリゾナの鉄砲水は本当に怖いんです。いろいろ考えた末結局行くことにしたのですが、みなさんも気を付けてください。
最初の1.5マイル(2.5キロ程)が急なんですが、それ以降は緩やかな下降となります。なので帰りは最後が辛いという、普段のハイキングとは逆の形ですね。下のは帰りの記録ですが、最後だけ少し傾斜が激しくなるのが分かります。
トレイルヘッドからはいきなりのスイッチバックとなります。あまり整備されていないので足元に気を付けましょう。また、下から上って来る人達もいます。彼らに優先権があるので道を譲ります。
写真の下の方にトレイルを歩いている人たちが見えます。ここをずっと下って谷底まで行きます。1.5マイルは下りだとそこまで辛くはありませんが、結構石がゴロゴロしていて歩きにくいです。足首をひねらないように注意!
谷底に着くと、そこからは渇いた川底を進んで行きます。比較的平らなトレイルをひたすら前へ進んで行きます。
分かれ道が結構あるんですが、1つは川底でもう1つがその横に作られた土のトレイルです。どれも結局は合流するので出来るだけ土の方へ進みましょう。歩き易いです。
このままずっと砂利道と土のトレイルを交互に進む感じで、緩やかな下りが続きます。
この辺で雲行きが怪しくなってきたなと思ったらやっぱり雨が降り始めました。雨の水は当然低い方へと流れて行くので、上で降っている雨も川底に流れてくることになります。量が多いと勢いを増し、鉄砲水となります。
鉄砲水が来たら登れる岩を常に目で探していました。念のため。たまに雨宿りをして休憩をとりながらエネルギーと水分補給をしておきました。そしてだんだんスパイ村のあるビレッジに近づいて来ます。
これを曲がると木がたくさん見えてきます。雨が激しくなってきたので木の下で止むのを待っていましたが、いくら待っても止まないので、レインパンツとレインジャケットを着て進むことにしました。
そしてこの橋を渡って少しいくとスパイ村に着きます!
スパイ村ではネイティブインディアンの人たちが実際に生活をしているので、プライバシーを守るために写真を撮ることは禁止されています。なので写真はないのですが、オフィスがあるのでそこでチェックインをします。そしてリストバンドと、テントに付ける札をもらいます。
スパイ村の周辺を「ビレッジ」と呼ぶのですが、そこには小さな売店とレストランがあるので、ここで休憩してからキャンプ場へ向かう人もいますが、私達はそのまま進んで行きます。キャンプ場のスポットは早いもの勝ちなのと、できるだけ早く行ってテントを張って落ち着きたかったのが理由です。
ハバスパイのキャンプ場へ
スパイ村からキャンプ場へは2マイルあります。なのでここからまたハイキング開始です。
景色が変わってきます。水から近いので緑がとっても鮮やかできれいです。この辺からまた晴れて来ました。そして青緑の清流が見えてきます。
Fifty Foot Falls と Little Navajo Falls を過ぎて行きます。この2つは比較的新しい滝で、数年前に鉄砲水の流れによって誕生したものです。Fifty Foot Falls の方へ行くトレイルは土が削られて無くなっていました。いろいろと整備が追い付いていないので行く度に変わるみたいです。
ここまでくると結構疲れているので「まだ~?」となるのですが、もう少しでハバス滝に着きます。そしてハバス滝を見た瞬間にその疲れがひとまず吹っ飛びます。その美しさと言ったらもう、ディズニーランドの人工滝かと思うほど青くて神秘的です。
そしてもう少しだけ下って行くとキャンプ場に着きます。写真を見てもお分かりのように、水のすぐ近くまで下りて行くこともできますが、ここはキャンプ場からすぐに戻ってこれます。なので荷物を置いてからの方が身軽で良いと思います。
ハバスパイのキャンプ場に到着!
やっとのことでハバスパイのキャンプ場に到着!ミュールを使った人はここで荷物を受け取ります。そして帰りに荷物を預けたい人もここに指定の時間までに持ってきます。
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