ハバスパイ(Havasupai)のオアシスへ – ハバス滝を見に行こう!- 基本情報

グランドキャニオン

ハバスパイ族という原住民の住むスパイ村は、グランドキャニオンのリムから13キロ下って行った所にある小さな村。石灰岩を含む青緑の美しい滝が有名で、ソーシャルメディアなどの影響で世界的に有名になりました。

ハバスパイとスパイ村の場所と行き方

西側のグランドキャニオンにあるハバスパイですが、国立公園内ではないのでサウスリムなどからのアクセスはありません。

ハバスパイへ行くにはまず車でルート66からインディアンロード18へ進みます。それをひたすら北へ行くと1時間半程でハバスパイのヒルトップ(トレイルヘッド)に着きます。

ヒルトップに車をとめ、そこからトレイルを13キロ程下って行った所にツアーオフィスがあります。ここがスパイ村。チェックインした後はまた3キロちょっと歩き、やっとのことでキャンプグラウンドに着きます。こんな極めて不便な場所にあるにも関わらず大人気な理由は、やっぱり滝の美しさですね。

ヘリコプターでヒルトップからキャンプ場へ行くこともできます。キャンプギアを持ってのハイキングが無理そうなら、ミュールサービスを利用することも可能です。ミュールが重い荷物をヒルトップからキャンプ場まで運んでくれます。帰りが上りなので、帰りだけ利用する人も多いようです。

宿泊施設

スパイ村にはハバスパイ族の方達が住んでいるのですが、そこにロッジがあります。24室の小さな建物で予約要。食事付きではありませんが、スパイ村の小さな売店とカフェで食べ物を購入することができます。ロビーには電子レンジがあり、共同で使える冷蔵庫もあります。バーベキュー用のグリルもあるそうです。

キャンプ場はスパイ村から3キロちょっと行った所にあります。キャンプ場も予約要。トイレと飲料水はありますが、食べ物は持参かスパイ村まで歩いて売店かカフェで購入することもできます。

予約の仕方

予約はハバスパイのウェブサイトからします。抽選ではないのですが、人気が高いので予約を取るのが大変。通常は2月にその年の分の予約受付を始め、数十分で完売してしまいます。以前は何泊したいか選べたのですが、今は3泊4日のみ。

もし予約受付の日に取れなかったらキャンセル待ちをしましょう。ログインするとキャンセルされた日にちのリストが出てくるので、都合の良い日を選んで支払いを済ませます。

2020年は3月の中旬にコロナの影響で閉鎖されてしまいましたが、2023年にまたオープンしています。2023年は2020年に予約をしていたけれど行けなかった人たちが行くことになっています。また、2020年は個人以外(ツアーなど)は入れなくなっていました。キャンプ場などの管理のためだそうです。

予約が取れなかったら、後日ハバスパイのウェブサイトにログインして “Cancellations/Transfers List” をチェックしましょう。予約が取れたけれど行けなくなった人たちがチケットを売っているのでそれを買うことができます。

宿泊費

3泊4日のキャンプ場での宿泊費は2人分でなんと$790!世界で一番値段の高いキャンプ場なのではないかと言われています。これだけ払ったら高級ホテルにも泊まれますよね。しかもキャンプスポットは確保されていないし、食事だって含まれていません。シャワーもないしトイレも簡易トイレを共同で使います。もちろん電気も通っていません。

なぜこんなに高いのかというと、インスタグラムなどの影響で人気がここ数年で爆発的に急上昇したんです。それに伴って値段も急に上がったんです。需要と供給ですね。これだけ宿泊費を上げても一年分の予約が数十分で完売してしまうのですからすごいです。コロナで数年閉鎖していたのでこれからまた値段が上がるかもしれません。

ハバスパイへ行くベストシーズンは?

神秘的で美しいキャニオンと青緑の滝、ハバスクリーク沿いのキャンプ場は一年中感動的です。ですが、トレッキングが必要なので涼しい季節が最適だと思います。水温は一年中21℃前後です。

キャンプ場の気温はフェニックスと似ています。そしてキャンプ場内は日陰があるので過ごしやすいですが、そこまでのトレイルはほとんど日陰無し。

グランドキャニオン国立公園の谷底へ行くのと似ているので、春と秋がお勧めです。

ハバスパイでキャンプ!持って行く物

ただのドライキャンプ場なので全て持って行かなくてはなりません。テント、食糧、衣類など現地でいるもの以外にも、行きと帰りのハイキングに必要なものをリュックに詰めます。ヘッドランプ(夜は真っ暗)や水の中でも歩けるサンダルもあった方が良いです。

アルコールは禁止。キャンプファイアーも禁止なので作れるご飯も限られてきます。そしてトレッキングする距離も長いのでリュックの重さを考えて準備しましょう。自分のごみは自分で持ち帰ります。

飲み水はありますが私達は一応フィルターを持って行きました。

他にも持って行った方が良いもの、いらない物などいろいろあるので、質問がありましたら、メールでお知らせください!

ハバスパイの美しい滝とキャンプ場からのトレイル

ビーバー滝(Beaver Falls)以外の主な滝は全てスパイ村のビレッジと北側のキャンプ場の間にあります。ビーバー滝はキャンプ場から往復で11キロの所にあります。いくつかのクリークも渡って行かなければならないので少し大変ですが、絶対お勧めです!

ビーバー滝の先へハイキングへ行く人もいますが、ハバスパイを出ることになるので何かあった時などのヘルプなどはありません。

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